1994年6月16日現在の成績
順位チーム試合勝利敗戦引分勝率勝差
1西武5536190.655-
2福岡ダイエー5432220.5933.5
3オリックス5429250.5376.5
4千葉ロッテ5425290.46310.5
5日本ハム5722341.39314.5
6近鉄5419341.35816.0

 1994年のペナントレースは好調にスタートした西武とダイエーの争いとなったが、6月に入ってダイエーがじわじわと離され、西武が独走態勢を築き始めた。近鉄は序盤から低迷し、6月中旬には4連敗で最下位、首位とのゲーム差はなんと16ゲームまで開いてしまった。しかし6月18日から7連勝、日本ハムを抜いて5位に浮上した。さらに7月3日からの5連勝で千葉ロッテも抜き去り、7月10日からの3連勝でついに首位とのゲーム差を一桁にまで縮めた。

1994年7月17日前半戦終了時の上位4チームの成績
順位チーム試合勝利敗戦引分勝率勝差
1西武7445290.608-
2福岡ダイエー7644311.5871.5
3オリックス7541340.5474.5
4近鉄7636391.4809.5

 オールスター休みが明けて後半戦の始まる前日、近鉄に暗いニュースが舞い込んだ。エースの野茂英雄が右肩痛で登録を抹消されたのである。しかしチームはこれで逆に結束し、休みをはさんで3連勝、そして7月26日から驚異の快進撃がスタートする。

西武オリックス近鉄福岡ダイエー
日付試合結果勝率順位勝差試合結果勝率順位勝差試合結果勝率順位勝差試合結果勝率順位勝差
7/25 .6101- .55834.0 .48749.5 .57722.5
7/26 3-4.6031- 16-3.56433.0 9-6.49448.5 3-16.57022.5
7/27 3-0.6081- 5-8.55734.0 16-3.50048.5 8-5.57522.5
7/28 4-12.6001- 6-1.56333.0 5-3.50647.5 1-6.56822.5
7/29 .6001- .56333.0 .50647.5 9-5.57322.0
7/30 2-5.5931- 5-2西.56822.0 8-5.51246.5 2-4.56632.0
7/31 7-8.5851- 8-7西.57321.0 6-3.51845.5 4-3.57131.0
8/1 .5851- .57321.0 .51845.5 .57131.0
8/2 3-4.5781- 0-5.56621.0 7-3.52444.5 3-7.56531.0
8/3 4-7.5711- 3-6.56021.0 15-0.52943.5 0-15.55831.0
8/4 8-4.5761- .56021.5 8-3.53543.5 3-8.55232.0
8/5 3-10.5701- 1-5.55331.5 10-3西.54042.5 5-1.55721.0
8/6 6-8.5631- 1-3.54731.5 8-6西.54541.5 3-1.56220.0
8/7 1-4.5571- 5-0.55230.5 4-1西.55140.5 0-5.55620.0
8/8 .5571- .55230.5 .55140.5 .55620.0
8/9 4-3.5621- 6-4.55720.5 11-2.55630.5 3-4西.54941.0
8/10 4-8.55620.5 3-4.55141.0 3-1.5601- 8-4西.55430.5
8/11 7-1.5601- .55131.0 .5601- 1-7西.54841.0
8/12 11-7.5651- 3-2.55621.0 2-3.55431.0 8-0.55341.0
8/13 5-14.5591- 5-5.55620.5 5-5.55430.5 8-9.54741.0
8/14 12-3.5641- 6-2.56020.5 2-6.54831.5 3-9.54242.0
8/15 .5641- .56020.5 .54831.5 .54242.0
8/16 1-7.55820.5 6-1.5651- 10-2.55331.0 7-1西.54641.5
8/17 5-0.5631- 2-7.55920.5 13-5.55830.5 0-5西.54142.0
8/18 2-1.5671- 0-5.55321.5 4-6.55231.5 1-2西.53543.0
8/19 7-5.5711- 5-7西.54722.5 8-12.54632.5 12-8.54043.0
8/20 7-3.5761- 3-7西.54233.5 5-3.55122.5 3-5.53544.0
8/21 2-3.5701- 3-2西.54622.5 1-3.54532.5 3-1.53943.0
8/22 .5701- .54622.5 .54532.5 .53943.0
8/23 2-6.5641- 6-5.55121.5 6-2西.54831.5 10-6.54442.0
8/24 1-2.5591- 7-3.55620.5 2-1西.55430.5 5-4.54841.0
8/25 6-2.5631- .55621.0 2-6西.54931.5 .54841.5
8/26 3-1.5671- 2-3.55032.0 3-2.55321.5 2-8.54342.5
8/27 7-1.5711- 2-6.54533.0 6-2.55821.5 3-4.53843.5
8/28 1-4.5661- 11-3.54932.0 3-11.55221.5 4-5.53343.5
8/29 .5661- .54932.0 .55221.5 .53343.5
8/30 2-6.5611- 2-1.55331.0 6-5.55720.5 5-6.52843.5
8/31 4-1.5651- 3-2.55821.0 .55731.0 .52844.0
9/1 .5651- .55821.0 .55731.0 .52844.0
9/2 6-8.56020.0 8-6西.5621- .55730.5 .52843.5
9/3 2-1.5641- 1-2西.55731.0 5-2.56120.5 3-7.52344.5
9/4 6-5.5681- 5-6西.55132.0 3-4.55621.5 2-1.52744.5
9/5 .5681- .55132.0 .55621.5 .52744.5
9/6 5-2.5711- 3-1.55632.0 10-1.56021.5 1-3.52345.5
9/7 5-2.5751- 2-6.55033.0 2-3.55522.5 6-2.52745.5
9/8 .5751- 4-8.54533.5 .55522.5 8-4.53145.0
9/9 .5751- 8-1.55023.0 1-8.55023.0 .53145.0
9/10 4-3.5791- 6-7.54534.0 7-6.55423.0 3-4西.52646.0
9/11 6-2.5831- 14-3.54924.0 3-14.54924.0 2-6西.52247.0
以下省略
球団名略号:西=西武、オ=オリックス、近=近鉄、ダ=福岡ダイエー、ロ=千葉ロッテ、日=日本ハム
勝差は首位チームとのゲーム差

 7月27日、近鉄は今季初めて5割に浮上、翌日も勝って貯金を手に入れた。7月30日には赤堀元之投手が18連続セーブポイントのプロ野球新記録をマークし、チームの連勝も4に伸びた。そして8月2日からは3位・ダイエーを3タテ、8月5日からは3.5ゲーム差の首位・西武との3連戦だったが、これにも3連勝してあっという間に0.5ゲーム差に迫った。それでも順位は4位のままで、上位4チームが0.5ゲーム差にひしめく空前の大混戦となった。1日休んで8月9日のロッテ戦にも勝ち、これで25年ぶり球団最多タイの12連勝、ついにダイエーをかわして3位に浮上した。
 翌10日、勢いは止まらず球団新記録となる13連勝、上位2チームが敗れたため、ついに首位に立った。16ゲーム差からの逆転首位は史上最大差だったが、この間わずか55日、32勝6敗という驚異的なペースで追い上げての逆転だった。しかし翌11日、近鉄が休んでいる間に西武が勝ち、同率首位に並んだ。そして12日にオリックスに敗れると近鉄は一気に3位に転落、結局このオリックス3連戦で1勝もできず、1.5ゲーム差まで離されてしまう。逆にオリックスはこの近鉄戦で調子をつかみ、8月16日、ついに待望の首位に躍り出た。しかし翌日からオリックスは4連敗、西武は4連勝し、8月20日には首位・西武と2位・近鉄のゲーム差は2.5、4位・ダイエーとの差は4ゲームまで開いてしまった。混戦もこれまでか、と思われたが、ここからオリックスとダイエーが3連勝、西武は3連敗し、8月24日には再び4チームの差が1ゲームとなった。
 8月25日、3位の近鉄はこの日の西武戦に勝てば一気に首位に浮上できるチャンスだったが、2-6で敗れて逆にゲーム差を1.5に広げられてしまった。翌日からダイエーはロッテ戦の4敗を含む5連敗を喫し、まず優勝争いから脱落した。オリックスも近鉄に連敗して3ゲーム差まで離されたが、そこからの4連勝で9月2日には首位に立った。しかし西武は首位から転落した過去2回、いずれも翌日には返り咲いており、今回もそうなった。そしてその後は取りこぼしなく勝ち続け、オリックス、近鉄、ダイエーの星のつぶしあいをよそに確実に差を広げていった。近鉄は9月9日からのオリックス3連戦に負け越して自力優勝が消滅、そのまま9月17日まで4連敗して首位とのゲーム差は絶望的な6.5まで開いてしまった。オリックスも9月16日の西武との直接対決に敗れて自力優勝が消え、西武にマジック10が点灯した。翌日以降も西武はオリックスに連勝、2日後にはマジック6となり、西武のリーグ5連覇は時間の問題となった。

1994年10月2日現在の上位4チームの成績
順位チーム試合勝利敗戦引分勝率勝差残り試合
1西武12574501.597-5
2近鉄12668562.5486.04
3福岡ダイエー12768581.5407.03
4オリックス12867592.5328.02

 9月後半以降はもはや波乱はなく、10月2日に西武が近鉄を破って優勝を決めた。終わってみれば1位と2位の差は7ゲームで、9月初頭までの大激戦がうそのような大差になってしまった。オリックスは残り2試合を1勝1分で乗り切って近鉄と同率の2位に滑り込み、ダイエーはまたしてもBクラスに終わってしまった。


                   
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