1998年6月18日現在の成績
順位チーム試合勝利敗戦引分勝率勝差
1近鉄5330230.566-
2日本ハム5531240.5640.0
3福岡ダイエー5429250.5371.5
4西武5226260.5003.5
5千葉ロッテ5223290.4426.5
6オリックス5220320.3859.5

 1998年のペナントレースは、前年の覇者・西武と2位・オリックスが大きく出遅れ、4月18日には両チームが最下位に並んだ。首位争いはダイエー、近鉄、ロッテを軸に展開したが、5月に入ると近鉄とロッテが急降下、逆に急浮上してきた日本ハムがダイエーと首位を争う展開となった。しかし近鉄は、6月に入ってから6連勝を含む9勝2敗のハイペースで追い上げ、6月18日には日本ハムをかわして4月28日以来の首位に立った。

1998年7月20日前半戦終了時の成績
順位チーム試合勝利敗戦引分勝率勝差
1日本ハム8251301.629-
2西武7439341.5348.0
3福岡ダイエー7942370.5318.0
4近鉄7739380.50610.0
5オリックス7530441.40517.5
6千葉ロッテ7729471.38119.5

 しかし日本ハムは翌19日、この日試合のなかった近鉄をかわして首位に返り咲くと、そのまま7連勝して一気に首位の座を固め、結局首位陥落から前半戦終了までの26試合を20勝6敗という驚異的なペースで勝ち進んだ。一方の近鉄は首位浮上後、6連敗を含む9勝15敗と低迷し、とくに日本ハムとの9試合に1勝8敗と大きく負け越したのが響いて、6連勝などで一気に上がってきた西武、7連敗後に7連勝するなど激しい上下動を見せたダイエーにも抜かれ、首位と10ゲーム差の4位で前半戦を折り返した。

1998年8月23日現在の成績
順位チーム試合勝利敗戦引分勝率勝差
1日本ハム10256442.560-
2近鉄10357460.5530.5
3西武9648462.5115.0
4福岡ダイエー10553511.5105.0
5オリックス10043552.43912.0
6千葉ロッテ10042571.42413.5

 オールスター休みが明けると、近鉄は5連勝の好スタートを切り、逆に連敗スタートとなった西武、ダイエーをかわして2位に浮上、日本ハム追撃の一番手となった。8月に入っても近鉄の勢いは衰えず、11日には調子の出ない首位・日本ハムに6ゲーム差まで迫った。近鉄は翌12日から4連敗したものの、日本ハムも12日以降負け続けたためにゲーム差はほとんど広がらず、逆に16日以降の近鉄4連勝で、両者のゲーム差は20日には3.5まで詰まった。そして迎えた21日からの首位攻防直接対決は、4連勝中の近鉄が6連敗中の日本ハムを3タテし、ついにゲーム差は0.5となった。6月に近鉄が首位に立ってからわずか1ヶ月でついた10ゲームの大差は、次の1ヶ月間でほぼ元通りに消えてなくなったのである。

西武日本ハム福岡ダイエー近鉄
日付試合結果勝率順位勝差試合結果勝率順位勝差試合結果勝率順位勝差試合結果勝率順位勝差マジック
8/24 .51135.0 .5601- .51045.0 .55320.5
8/25 12-6.51635.0 1-0.5641- 2-5.50546.0 6-12西.54821.5
8/26 6-4.52135.0 6-5.5691- 5-7.50047.0 4-6西.54322.5
8/27 8-1.52635.0 6-2.5731- 4-3.50547.0 1-8西.53823.5
8/28 .52634.5 3-4.5671- 4-3.50946.0 4-6.53323.5
8/29 .52634.0 0-3.5621- 3-0.51445.0 1-4.52823.5
8/30 .52623.5 5-8.5571- 8-5.51844.0 5-7.52133.5
8/31 .52633.5 .5571- .51844.0 12-5.52723.0
9/1 9-4.53122.5 4-9西.5511- 7-1.52333.0 1-7.52333.0
9/2 2-0.53521.5 0-2西.5461- 1-4.51843.0 4-1.52732.0
9/3 4-6.53022.5 6-4西.5501- .51843.5 .52732.5
9/4 7-1.53521.5 2-6.5451- 1-7西.51343.5 1-5.52232.5
9/5 2-9.52921.5 0-6.5411- 9-2西.51832.5 6-9.51832.5
9/6 6-0.53421.5 7-5.5451- 0-6西.51343.5 2-2.51833.0
9/7 .53421.5 .5451- .51343.5 .51833.0
9/8 2-2.53421.0 3-5.5401- 0-11.50943.5 5-3.52232.0
9/9 1-6.52921.0 0-7.5351- 7-4.51342.5 7-0.52631.0
9/10 0-2.52431.5 .5351- 1-2.50843.0 .52621.0
9/11 7-3.52820.5 3-7西.5301- 5-4.51342.0 4-5.52131.0
9/12 0-9.52321.5 9-0西.5341- 4-3.516642.0 3-4.516932.0
9/13 2-1.52820.5 1-2西.5301- 7-4.52131.0 4-7.51342.0西M21
9/14 .52820.5 .5301- .52131.0 .51342.0西M21
9/15 3-4.52330.5 4-5.52541- 4-3西.524520.0 5-13.50842.0西M20
9/16 4-6.51831.5 10-3.5291- 6-4西.52820.0 5-3.51242.0
9/17 4-2.52331.0 .5291- 2-4西.52420.5 2-2.51242.0
9/18 5-3.52721.0 5-2.5331- 2-5.52031.5 2-8.50843.0
9/19 10-3.5311- 1-3.52920.0 3-1.52430.5 7-0.51242.0西M16
9/20 2-4.52621.0 7-2.5331- 2-7.52031.5 6-7.50843.0
9/21 .52621.0 .5331- .52031.5 .50843.0
9/22 .52620.5 2-7.5281- 2-9.51631.5 7-2.51242.0西M15
9/23 1-7.52220.5 5-6.5241- 3-1.51930.5 6-5.51641.0西M14
9/24 10-3.5261- .52420.0 .51930.5 .51641.0西M13
9/25 7-2.5301- 0-7.52021.0 2-7.51531.5 2-7西.51242.0西M11
9/26 .5301- 8-1.52420.5 0-5.51142.0 .51232.0西M11
9/27 .5301- .52420.5 1-7.50842.5 .51232.0西M11
9/28 4-3.5341- 1-3.52021.5 .507543.0 3-4西.507833.0西M9
9/29 2-4.5291- .52021.0 .50832.5 0-3.50443.0西M9
9/30 .5291- .52021.0 .50832.5 .50443.0西M9
10/1 .5291- .52021.0 .50832.5 .50443.0西M9
10/2 6-3.5331- 3-6西.51623.0 .50833.5 .50444.0西M5
3-1.537 1-3西.512
10/3 1-1.5371- 1-1西.51223.0 1-7.503744.0 4-6.50054.5西M4
10/4 5-0.5411- .51223.5 0-5西.50045.0 .50045.0西M3
10/5 .5411- .51223.5 .50045.0 .50045.0西M3
10/6 7-3.5451- 3-1.51523.5 .50045.5 3-7西.49656.0西M2
10/7 5-6.5401- 2-3.51124.5 .50045.5 6-5西.50056.0西武優勝
5-2.544 1-5.508 2-5西.496
以下省略
球団名略号:西=西武、日=日本ハム、オ=オリックス、ダ=福岡ダイエー、近=近鉄、ロ=千葉ロッテ
勝差は首位チームとのゲーム差

 8月23日までの日本ハム9連敗、近鉄7連勝で両者の差は0.5ゲームとなり、優勝争いは日本ハムと近鉄のマッチレースになるかと思われた。そうなれば当然、落ち目の日本ハムより勢いのある近鉄の方が有利である。ところが近鉄は翌週の西武戦からまさかの6連敗で3位に転落、日本ハムもダイエーに3タテを喫するなど相変わらず復調の兆しが見えず、9月初めには、5連勝で息を吹き返してきた西武とダイエーを含む4チームが3ゲーム差にひしめく大混戦となった。近鉄は9月8日からの日本ハム2連戦に連勝してゲーム差を1としたが、その直後にダイエーに3タテを食らって、首位と2ゲーム差とはいえ4位に転落した。逆にダイエーは近鉄を3タテしたことで、9月13日には首位と1ゲーム差の3位に浮上した。また西武は9月13日の日本ハム戦の勝利で、順位は2位ながら残り試合の多さにものを言わせてマジック21を点灯させた。日本ハムは9月に入っても3勝8敗と低迷を続けたが、3チームの追撃をきわどくかわして首位を守り続けた。
 9月15日、上位4チームの中で勝利を収めたのは西武を破ったダイエー1チームだけで、この結果ダイエーは日本ハムに勝率9毛差、ゲーム差なしの2位に浮上した。敗れた西武は3位に落ちたが、首位日本ハムも敗れたためにマジックは20に減った。翌16日に日本ハムが勝って西武が敗れたため、マジックはいったん消滅したが、その後西武は3連勝し、19日に日本ハムがダイエーに敗れたことでマジック16が再び点灯、同時に西武は今季初の首位に躍り出た。しかし翌20日には日本ハムが勝って西武が敗れ、一日天下に終わると同時にマジックも再消滅した。
 9月13日以降4位に落ち着いてしまった近鉄は、上位3チームの厘差の首位争いから取り残されつつあったが、22日からの日本ハムとの最後の直接対決で意地を見せた。初戦をクリーンアップの4本塁打でものにすると、2戦目は最終回に3点差を跳ね返す鮮やかな逆転勝ち、順位は4位ながら首位に1ゲーム差と迫った。日本ハムの敗戦によって、2位の西武は22日にマジック15を再々点灯、翌日はオリックスに敗れながらもマジックを減らした。また3位のダイエーも23日の勝利で日本ハムに0.5ゲーム差と迫り、首位から4位までが勝率8厘差、ゲーム差1という空前の大混戦となった。
 しかし翌24日にオリックスを破って首位に浮上した西武は、続く近鉄戦にも連勝してマジックを9とし、2位の日本ハムに1.5ゲームの差をつけて頭一つ抜け出した。そして迎えた10月2日、首位・西武とこれを1ゲーム差で追う2位・日本ハムの直接対決ダブルヘッダーが行われ、これに連勝した西武が一日でマジックを4つ減らして優勝に大きく前進した。西武は翌日以降も着実にマジックを減らし、10月7日の近鉄戦ダブルヘッダー第2試合に勝って2年連続のリーグ優勝を果たした。日本ハムは最後の10試合を2勝7敗1分で終えるなど最後まで波に乗れず、10月7日のロッテ戦ダブルヘッダーに連敗した時点で優勝の可能性が消滅した。ダイエーは9月25日以降1勝もできず、10月3日にロッテに敗れて優勝の可能性が消滅、翌4日も敗れて5連敗で全日程を終了、貯金を失った。近鉄も日本ハム戦連勝の後5連敗を喫し、10月3日にはオリックスに抜かれて5位に転落、翌4日に西武が勝った時点で優勝の可能性が消え、6日からの西武3連戦にも負け越してまさかの借金1で全日程を終了した。

1998年10月7日現在の成績
順位チーム試合勝利敗戦引分勝率勝差残り試合
1西武12968574.544-6
2日本ハム13567653.5084.50
3オリックス13265643.5045.03
4福岡ダイエー13567671.5005.50
5近鉄13566672.4966.00
6千葉ロッテ13258713.45012.03

 7月27日には首位・日本ハムに19ゲーム差の5位だったオリックスは、その後ロッテにも抜かれて8月20日まで最下位にあえいでいたが、翌日から25勝12敗1分の快進撃で10月3日には3位に浮上、最後まで優勝の可能性を残し、7日に日本ハムがロッテに敗れてから西武が近鉄を破るまでの数時間はマジック対象チームとなっていた。翌8日には日本ハムを抜いて2位にまで浮上したが、最終戦ダブルヘッダーに連敗したため、結局勝率5割の3位で全日程を終了した。その結果、全日程終了時には4位だった福岡ダイエーが3位タイとなり、南海ホークス時代の1977年以来21年ぶりのAクラス入りを果たした。また西武は優勝を決めた後2勝4敗で全日程を終了し、貯金9、勝率.534というパ・リーグ史上最低の成績での優勝となった(二シーズン制を除く)。


                   
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