9月3日22回戦大阪近鉄9勝12敗1分大阪ドーム(13,000人)
チームRHE投手リレー本塁打
西武02300100310010184西口-潮崎-土肥-デニー-橋本-西崎-竹下平塚3号,木大6号
近鉄40102200010010160小池-佐野-香田-大塚-マットソンクラーク25号,川口3号
試合時間5時間19分

 首位・福岡ダイエーを3.5ゲーム差で追いかける西武と、プロ野球タイ記録の4試合連続二桁失点で4連敗中の大阪近鉄の対戦ではあったが、ここまで12勝の西武・西口文也、6勝ながら安定感のある大阪近鉄・小池秀郎の両エースが先発ということで、締まった投手戦が予想された。しかし大阪近鉄は初回、二死二塁からローズの適時二塁打、クラークの2ラン、川口憲史のソロの3連打であっという間に4点を先制した。優勝へ向けて取りこぼしの許されない西武もすぐに反撃し、平塚克洋のソロや木大成の3ランなどで3回までに5点を奪ってあっさりと逆転に成功、先発の小池をマウンドから引きずりおろした。しかし大阪近鉄も負けてはいない。3回裏一死三塁から再びローズが適時打を放って試合を5-5の振り出しに戻し、西口をこの回までで降板させた。
 さらに大阪近鉄は5回裏、二番手の潮崎哲也投手を攻め、一死一三塁からローズが3打席連続の適時打を放って勝ち越し、続くクラークの犠飛で2点差をつけた。6回に二番手の佐野重樹が1点を返されたが、その裏には代打・鈴木貴久の適時打などで2点を追加、点差を3点とした。そして7回からは最も信頼できるセットアッパー・香田勲男を投入、大荒れの試合を引き締めて9-6のまま9回を迎えた。
 9回表、大阪近鉄は抑えの切り札・大塚晶文を投入して逃げ切りを図った。このシーズン、故障で大きく出遅れた大塚は、パ・リーグ最多セーブ記録を樹立した前年の状態にはほど遠かったが、6月の復帰直後に比べれば調子はかなり良くなってきていた。しかしこの試合に限っては、この継投が全くの裏目に出る。大塚はこの回先頭から5人の打者までで4安打を浴び、あっという間に9-8の1点差となった。さらに一死一三塁から、この日ソロを含む3安打を放っている平塚に犠飛を打たれて、とうとう3点のリードを吐き出してしまった。
 西武は9回裏から守護神の西崎幸広を投入、また表の攻撃で内野手を使い切ってしまったため、代走から指名打者に入った清水雅治外野手に二塁を守らせ、指名打者制を解消して投手を打順に入れた。その執念が実ったか、延長10回表、二死二塁から大友進が中前に適時打を放って西武はついに勝ち越した。そして10回裏は、左打者の打席だけ二塁手の清水を三塁手の高木浩之と入れ替えるという細心の注意を払ったシフトを披露した。しかしこのまま負けるわけにはいかない大阪近鉄は、二死一三塁から代打・大久保秀昭が一二塁間を破り、10-10の同点に追いついた。11回表からは大阪近鉄も指名打者制を解消、五番手投手のマットソンを打順に入れる総力戦となったが、大阪近鉄・マットソン、西武・竹下潤の両投手が最後まで踏ん張り、結局延長12回引き分けに終わった。
 試合終了はなんと23時19分、試合時間5時間19分は1969年10月10日の近鉄−ロッテ戦ダブルヘッダー第二試合(延長13回で4-4の引き分け)の5時間15分を30年ぶりに塗り替えるパ・リーグ新記録であり、同時に1981年10月10日のロッテ−日本ハム戦(9回で5-5の引き分け)で記録された優勝決定試合(二シーズン制のプレーオフ)の最長時間5時間17分をも更新した。またこの試合で10点を失った大阪近鉄は、5試合連続二桁失点のプロ野球新記録をも併せて作ってしまった。


                   
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