
| 6月5日 | 9回戦 | 近鉄7勝2敗 | 藤井寺球場(19,000人) |
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| チーム | | | | | | R | | H | | E | | | 投手リレー | | | 本塁打 |
| ダイエー | | | 0 | 1 | 0 | | | 0 | 3 | 1 | | | 0 | 0 | 3 | | | 8 | | 16 | | 2 | | | 渡辺-池田-下柳 | | | 岸川3,4号 |
| 近鉄 | | | 0 | 0 | 2 | | | 0 | 0 | 0 | | | 0 | 0 | 7x | | | 9 | | 10 | | 0 | | | 入来-佐野-小池-吉井 | | | |
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| 勝利 | | | 吉井1勝 | | | | | | |
| 敗戦 | | | 下柳1勝1敗2S | | | 試合時間 | | | 3時間24分 |
ダイエーはルーキーの渡辺正和をプロ初先発に起用し、対する近鉄は2年前から先発ローテーションの一角を担っている若い入来智を先発させた。試合は、近鉄が序盤に2-1とリードしたが、5回に二番手の佐野重樹が岸川勝也に3ランを打たれて逆転され、9回にも吉井理人が岸川に3ランを浴びて2-8、試合は決まったかに見えた。
9回裏、プロ初先発初完投勝利目前の渡辺は、先頭の石井浩郎をストレートで歩かせた。ここで近鉄ベンチは代走に内匠政博を起用し、内匠は続く鈴木貴久の左中間二塁打で一気に生還した。渡辺は続く村上嵩幸にも四球を与えて降板、完投を逃してしまった。二番手として右腕・池田親興が登板したが、大島公一に二塁打、安達俊也にも適時打、さらには暴投も加わってあっという間に3失点、いつの間にか点差は2点となっていた。あわてたダイエーベンチは抑えの左腕・下柳剛を投入したが、近鉄の勢いを止めることはできず、中根仁も中前安打で続いた。その後、大石大二郎、水口栄二が倒れて二死、ようやく近鉄の猛攻もおさまったかに見えたが、ドラマは最後に待っていた。
ブライアント敬遠で二死満塁となり、打順はこの回に代走で出た内匠まで回ってきた。こうなると分かっていれば石井に代走など出さなかったのに、と近鉄ベンチは悔しがったが、最近好調の山下和彦を代打に送り出して天命を待った。しかし山下の打球は遊撃へのゴロ。ゲームセットか、と思われた瞬間、打球がイレギュラーバウンドし、中前へと抜けていった。これで二者生還してついに同点、さらにダイエーの中堅手・大野久の三塁への返球がワンバウンドで一塁走者・ブライアントに当たり、ファウル・グラウンドを転々、ブライアントがサヨナラのホームを踏んだ。プロ野球史上初の9回裏の6点差逆転試合だった。
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