8月24日22回戦近鉄12勝9敗1分大阪ドーム(23,000人)
チームRHE投手リレー本塁打
ロッテ55000000000010161園川-成本-河本-吉田
近鉄001140301001x11161佐野-南-柴田-大塚-赤堀村上2号、クラーク17号
勝利赤堀7勝6敗14S
敗戦吉田4勝2敗2S試合時間4時間56分

 負けたほうが最下位に転落する一戦だったが、ロッテはここまでまだ3勝のベテラン園川一美、近鉄は10日前に先発してやっと2勝目を挙げた佐野重樹を先発に起用した。佐野は初回、打者9人に6安打を打たれて5失点、2回にも先頭打者からの2連打を許して降板した。しかし二番手の南真一郎も一死をとった後、3安打2四球1犠飛という内容でついに10点目を奪われKO、三番手の柴田佳主也がこの回10人目の打者・堀幸一を抑えてようやくチェンジとなった。2回表で0-10、あまりのふがいなさに応援団は2回裏からの応援をボイコットした。
 しかし近鉄ナインはあきらめなかった。3回裏、村上嵩幸のソロでまず1点、4回には四番クラークにもソロが出て2点目、そして5回、中村紀洋勝呂壽統の連打と村上の四球で無死満塁とし、水口栄二の左前安打で3点目、ローズの一塁ゴロの間にもう1点、クラークの左犠飛も出て5点目、さらに鈴木貴久が中前適時打で続き、この回一挙4点、6-10として先発の園川をマウンドから引きずりおろした。7回には二番手の成本年秀から水口、ローズ、クラークの3連打でまず1点、鈴木の三塁ゴロの間にもう1点、さらに代打・大石大二郎の適時打が飛び出し、ついに9-10の1点差に迫った。沈黙していた応援団もこの猛追に感激し、8回裏から鳴り物の応援を再開した。
 そして9回裏、守護神・河本育之から鈴木が二塁打を放ち、一死二塁のチャンスをつかんだ。ここで代走に起用された武藤孝司が三盗、あわてた捕手・吉鶴憲治の悪送球を誘って武藤は一気に生還、ついに10-10の同点に追いついた。近鉄投手陣は柴田−大塚晶文赤堀元之とつないで、3回以降ロッテ打線に追加点を与えず、試合は10-10のまま延長12回まで進んだ。12回表をゼロに抑えて負けのなくなった近鉄はその裏、二死から代打・山本和範が四球を選び出塁、代走に投手の入来智を送った後、水口が左前安打で続き、ローズ敬遠で満塁となった。ここでクラークが右中間フェンスを直撃する当たりを放ち、三塁走者の入来投手がサヨナラのホームを踏んだ。1リーグ時代とセ・リーグでは過去一度ずつ記録されているが、パ・リーグでは史上初めての10点差逆転試合だった。ちなみに大リーグには12点差逆転試合が2回ある。


                   
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