1999年度オールスターファン投票結果発表
(実施期間:7月13〜24日)

 たくさんの方に投票していただき、どうもありがとうございました。以下で投票の集計結果を発表いたします。ご意見、ご感想、ご要望などは電子メールにて おっと までお願いいたします。

投票(用紙)総数75
有効投票(用紙)数71
無効投票(用紙)数4
投票(選手・監督)総数994
有効投票(選手・監督)数976
無効投票(選手・監督)数18

 まず無効投票(用紙)について。同一人物による複数投票があったが、投票の内容が同じだったため、一つを残して他は削除した。また、投票者名未記入の票があったが、これは無効とした。
 次に無効投票(選手・監督)について。一部の守備位置に選手名が記入されていない投票用紙があったが、未記入の守備位置のみ白票(つまり無効票)とした。また、先発投手は右腕1名、左腕1名、任意1名の計3名に投票できると明記したにもかかわらず、任意の先発投手枠に、すでに右腕または左腕先発投手として選んでいる選手を再度選んだ投票用紙が多数見受けられた。これらについては任意の先発投手枠のみ無効とした。また、同一人物を先発投手と救援投手の両方で投票している投票用紙があったが、これはその投手が内外野に一時的に退避するという形で実現可能なので有効とした。ただし、そうすると代わりの中継ぎ投手や指名打者制解除の問題が発生してしまうので、これは次回以降禁止としたい。
 以下の結果発表では、各守備位置で3票以上を獲得するか、2位以内に入った選手のみを掲載し、2票以下かつ3位以下に終わった選手は割愛した。

選手総得票数ベストテン
順位(前年)選手名守備位置在籍年度得票数
11大石大二郎二塁手'81-'9766
22ブライアント外野手、指名打者'88-'9561
34野茂英雄投手'90-'9446
43梨田昌孝捕手'72-'8845
56阿波野秀幸投手'87-'9444
66石井浩郎一塁手、指名打者、三塁手'90-'9638
75新井宏昌外野手'86-'9237
825中村紀洋三塁手'92-35
819ローズ外野手'96-35
1010鈴木啓示投手'66-'8528

 大石大二郎選手が二塁手の総得票数の93%を獲得して2年連続のトップ。ブライアント選手も指名打者、外野手両部門で確実に票を伸ばして2年連続の2位に入った。熾烈な3位争いを制したのは、今年になってブリュワーズで鮮やかな復活を遂げた大リーガー投手の野茂英雄選手で、前年3位の現二軍監督・梨田昌孝選手(4位)や、昨年横浜で中継ぎ投手として日本一に貢献した阿波野秀幸選手(5位)をわずかの差でかわした。現役の近鉄選手では、今季本塁打量産中のローズ選手中村紀洋選手が前年から急浮上してともに8位に躍進した。

右投げ先発投手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11野茂英雄'90-'9446
22柳田豊'75-'878
3-加藤哲郎'83-'937
42井本隆'73-'826
55太田幸司'70-'835
58佐々木修'85-'945
710吉井理人'84-'954
8-武智文雄'50-'623
88佐々木宏一郎'63-'753
8-アキーノ'963

 '90年代前半にトルネード投法で三振の山を築いた野茂英雄投手が前年に続く圧倒的なトップ。2位以下の争いは前年以上に票が割れて大混戦となったが、変則アンダーハンドでV2に貢献した柳田豊投手が前年に続いて2位を確保した。3位には前年獲得票数ゼロだった加藤哲郎投手が食い込み、5位の佐々木修投手や左腕4位の村田辰美投手とともに「解説者旋風」を巻き起こした。現役選手の得票は、ここ1年半続いている先発投手陣の崩壊状態を反映して伸び悩み、酒井弘樹投手の2票(11位)が最高という悲惨な結果に終わった。

左投げ先発投手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11阿波野秀幸'87-'9444
22鈴木啓示'66-'8528
33小野和義'84-'939
44村田辰美'75-'898
5-神部年男'70-'784
5-小池秀郎'93-4

 前年は阿波野秀幸投手鈴木啓示投手の熾烈なマッチレースが展開されたこの部門だが、今年は左腕投手2人に投票することが可能になった関係で阿波野投手の圧勝に終わった。小野和義投手も2年連続の3位に入り、上位4人の顔ぶれは前年と全く同じだった。また5位に入った二人、近鉄最後のノーヒッター・神部年男投手と五輪予選日本代表に選ばれた現役左腕・小池秀郎投手がいずれも前年0票から大躍進したのは特筆に値する。

救援投手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11赤堀元之'89-23
22石本貴昭'81-'9113
37大塚晶文'97-12
44吉井理人'84-'957
55清川栄治'91-'975
63山口哲治'78-'853

 今年から本格的に先発に転向した現役の赤堀元之投手が2年連続のトップ、2位には短い活躍期間でファンに強烈な印象を与えた鉄の左腕・石本貴昭投手がやはり2年連続で入った。3位には昨季、最多セーブのパ・リーグ記録を樹立した現役ストッパー・大塚晶文投手が前年の7位から躍進した。4位の吉井理人投手は先発投手としても4票を獲得し、総得票数は11票。中継ぎ投手では、'90年代にワンポイント左腕の代名詞として活躍した清川栄治投手が2年連続の5位に入った。

捕手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11梨田昌孝'72-'8845
23光山英和'84-'979
32有田修三'73-'857
4-的山哲也'94-4

 V2時代に「こんにゃく打法」で活躍した梨田昌孝捕手が全体の63%の票を集めて2年連続の圧倒的トップ、2位は野茂投手とのバッテリーで名を馳せた光山英和捕手で、前年の3位から一つ順位を上げた。前年2位の有田修三捕手は7票を獲得したものの3位にとどまった。現役では、今年オールスター初出場を決めた的山哲也捕手が前年の0票から一躍4位に入った。

一塁手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11石井浩郎'90-'9635
22小川亨'68-'8410
35デービス'84-'888
4-クラーク'97-5
55リベラ'893

 '90年代前半の不動の四番打者・石井浩郎内野手が全体のほぼ半分の票を集めて2年連続のトップ、2位には'70年代にシュアな打撃で活躍した小川亨内野手がやはり2年連続で入った。3位には'80年代半ばに打ちまくった強力助っ人デービス内野手が前年の5位から浮上し、現役のクラーク内野手も前年の0票から一躍4位に入った。

二塁手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11大石大二郎'81-'9766
22ブルーム'60-'642

 「大ちゃん」こと大石大二郎内野手が最多得票の66票を集めて2年連続の圧倒的なトップ。2年連続の2位に入ったのは近鉄史上最高のシーズン打率.374を記録したブルーム内野手だが、前年は1票、今年も2票で得票率は3%にも満たなかった。現役では水口栄二内野手の獲得した1票がすべてだった。

三塁手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
13中村紀洋'92-35
21羽田耕一'72-'8916
32金村義明'82-'9412
4-リベラ'893

 昨季後半から本塁打を量産している若大将・中村紀洋内野手が前年の3位から一躍トップに躍り出、前年1位の羽田耕一内野手が2位、前年2位の金村義明内野手が3位とそれぞれ一つずつ順位を下げた。また'89年優勝時の四番打者・リベラ内野手は前年0票から4位に食い込み、一塁手部門とあわせた総得票数は6票に達した。

遊撃手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
13石渡茂'71-'8313
21村上嵩幸'84-12
23真喜志康永'87-'9412
42吹石徳一'75-'8811
53吉田剛'85-8
66武藤孝司'96-5
76水口栄二'91-4

 トップの得票が20%未満、上位4人が2票差という大混戦になったが、堅実な守備でV2に貢献した石渡茂内野手が前年の3位からトップに浮上した。1票差の2位には、前年1位の現役選手・村上嵩幸内野手と、前年3位の現コーチ・真喜志康永内野手が12票で並んだ。前年2位の吹石徳一内野手はトップと2票差ながら4位に終わった。5位以下には、現在遊撃手の定位置争いを繰り広げている3人の現役選手が並び、5位に吉田剛内野手、6位に武藤孝司内野手、7位に水口栄二内野手という順番になった。

外野手
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11新井宏昌'86-'9237
25ローズ'96-35
32ブライアント'88-'9533
42平野光泰'72-'8516
54栗橋茂'74-'8915
69鈴木貴久'85-12
67デービス'84-'8812
813大村直之'94-8
913村上嵩幸'84-7
109土井正博'61-'746
107中根仁'89-'976
126佐々木恭介'72-'824
129永淵洋三'68-'754
1212島本講平'75-'854

 激戦の外野手部門を2年連続で制したのは、過半数の支持を集めた巧打者・新井宏昌外野手で、2票差の2位には走攻守三拍子そろった現役のローズ外野手が前年の5位から浮上した。3位には前年2位のブライアント外野手が入ったが、指名打者としての得票も加えた総得票数では大石内野手に次ぐ61票を獲得しており、実質的には最大の支持を集めた外野手と言っても過言ではない。上位の3人と4位以下の選手には2倍以上の大差がついたが、その4位には前年2位の切り込み隊長・平野光泰外野手が入り、1票差の5位には'80年代の四番打者・栗橋茂外野手が入った。6位には中距離打者として長く活躍している現役の鈴木貴久外野手と、一塁手部門でも3位に入った強打者・デービス外野手がともに順位を上げて入った。このほか現役選手では、ともに前年13位の大村直之外野手村上嵩幸外野手がそれぞれ8位、9位にランクアップした。なお、村上外野手は遊撃手と一塁手でも票を獲得し、総得票数は20票に達した。

指名打者
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11ブライアント'88-'9528
22マニエル'79-'8022
3-クラーク'90-'9610
43オグリビー'87-'885

 優勝に大きく貢献してMVPを獲得した二人の外国人、「奇跡の使者」ブライアント選手と「赤鬼」マニエル選手の2年連続一騎打ちとなったが、前年同様ブライアント選手が逃げ切った。3位には現役の助っ人指名打者・クラーク選手が前年の0票からいきなり10票を獲得して浮上し、前年3位の元大リーグ本塁打王・オグリビー選手は4位にとどまった。

監督
順位(前年)選手名在籍年度得票数
11西本幸雄'74-'8143
22仰木彬'88-'9217
3-三原脩'68-'703
33佐々木恭介'96-3

 '79年近鉄を悲願の初優勝に導き、翌年には連覇も果たした闘将・西本幸雄監督が全体の61%の票を集めて圧倒的なトップ、2位には'89年のV3を含め、在位5年間すべてAクラスの実績を持つ仰木彬監督が入った。3位には1969年に球団史上初の優勝争いを演じて見せた三原脩監督が前年の0票から浮上し、2年連続3位の現職・佐々木恭介監督に並んだ。

 以下は参考データ(投票者の分布傾向)。

居住地投票数
北海道2
東北1
関東23
中部5
近畿30
中国0
四国3
九州2
海外3
性別投票数
男性60
女性8

ファン歴投票数
1
2**
3**
4**
5**
6**
7**
8
9**
10******
11********
12*****
13***
14
15**
16*
17*
18*
19*
20********
21**
22***
23*
24*
25**
26*
27
28
29*
30**
31*
32*
33
34
35*
平均値15.1
中央値12.5

 居住地、性別はほぼ予想通りの結果だったと思われる。ファン歴の分布は10年周期で山ができており、優勝争いをするごとにファンを増やしていく様子が見て取れる。「観客動員数回復への最短の近道は優勝すること」と言ってもいいかもしれない。


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